有痛性外脛骨について
足の裏にある舟状骨という骨の付近に、先天的に「外脛骨」と呼ばれる過剰な骨を認めることがあります。過度な運動によって外脛骨がひどく刺激されると外脛骨と舟状骨の間に炎症が起き、症状が出ることになります。有痛性外脛骨の原因
過度の運動で発症することも多いですが、外傷由来の有痛性外脛骨もあります。過去に経験した打撲や捻挫といった外傷が理由で、突然この場所に炎症が起こることもあるでしょう。厄介なのは、きっかけをつくった打撲や捻挫が完治していても有痛性外脛骨を経験することです。怪我をしたときに発症するのではなく、治った後に気がついたらいつの間にか有痛性外脛骨になっていたというケースも少なくありません。
有痛性外脛骨の症状
主な症状は、足の内側のアーチ中央部への異変をあげることができます。有痛性外脛骨の場合は痛みや発赤、腫れや出っ張りを経験することが多いです。膨らんでいる部分を押したり刺激したりすると痛みを覚えることが多く、歩行時や足を動かしたときにも痛みを感じます。ひどくなってしまうと安静にしている睡眠中などにも痛みが生じ、これが理由で目が覚めてしまうこともあるほどです。